我が家で一番風通しのいい場所「廊下」。リビングと寝室の窓を開けるとそれはそれは気持ちの良い風が入ってくる。風呂上がりに廊下でボーッとすると最高に気持ちが良い。それくらい風の通しの良い廊下。
なのだが、この壁の一部の壁紙がどんどん剥がれ・・・おかしいなと思って壁紙を剥がしてみたら中の石膏ボードがカビカビのカビまくりで、挙句の果てには水がぼたぼたたれてきた・・・という話です。
昨年購入した中古マンション
昨年6月、ひょんなことからマンションを購入した。
元々住んでいた家から座標的にはほぼ同じなのだが、道の構造上徒歩10分くらい離れているマンションの、角部屋の7階。元住人は、ほとんど住んでおらずピッカピカの新古品。部屋はそんなに広くないけど値段も安かったので購入にふみきったのでした。
住んでから1年。特に不満もなく、少しずつ自分たちで家の中をカスタムしながら快適に暮らしておりました。しいて言えば角部屋なので、エントランスから結構遠いということくらいか。
コロナの時期、在宅仕事と育児を兼ねていたときは「子供の音がうるさい」というクレームをもらって落ち込んだりもしましたが、私は元気でした。
剥がれ続ける・膨れる謎の壁
前述の通り、我が家で最も風通しのいい場所は廊下です。
なので、天気のいいカラッとした日は、多少暑くても窓を開けて扇風機をつければ十分涼しいというところもこの家を買うことにした魅力の一つでした。
引っ越してきたとき、多少、壁紙の剥がれは家の中のいくつかにあったのですが、それは前住人がほとんど住んでいなかったため。
ということで、私達はこの家に越してそうそうに補修キッドで主要な剥がれをすべて直していました。
が、貼っても貼っても剥がれてくる箇所が一部だけあったのです。それが、廊下のある一部の壁でした。その壁はトイレと面している壁だったので当初は、トイレのせいか?と思っていたのですが不思議なことにトイレの壁紙はキレイそのもの。ぴっかぴかでした。
壁の上の方は膨らみ、以前補修した箇所はどんどん剥がれていきました。さらに壁の下法には不穏な黒い影・・・。
怪しい。これは一回剥がしてみよう。
7月3日の朝、息子と旦那が保育園と仕事にでかけたあと、私は壁紙を一気に剥がしてみました。すると、なんということでしょう・・・・。
壁紙の下にはカビが。しかも上の方の石膏ボードが腐食して完全にボロボロになっているでは有りませんか。
これは、エヴリンの仕業か?このままでは私達も"家族"にされてしまう。
というわけで、カビにとってはショットガン並に威力がありそうなカビキラーでせっせと壁を磨いたのですが、もちろん全く取れません。ちょっと薄くなったくらい。
やっぱりそうよねーと思い、結局業者を呼び来てもらう運びとなりました。
滴る水。なんの水なんだよ、これ怖いよ。
業者が来る前に、マンションの修繕工事をやっている人が、もしかしたら修繕工事のせいかもということで現場を見に来てくれたのですが、主に壁やベランダの補修しかしていないので案の定関係なく。(そりゃあカビている壁は家のど真ん中だもん)
結局、修繕工事の人は、
「もしかしたら上の人のトイレの配管かも・・・」
などという恐ろしい言葉を残して立ち去りました。
夕方、修繕工事の人が下見にきてくれました。水漏れでそうなっていることは間違いなく、その場合保険でまかなえますよ、という心強い言葉。
あっ・ありがてぇっ・・・
そして修繕工事の人と同じく、トイレかも・・・という不穏な言葉を発していました。
上の人は引っ越しのご挨拶に伺った程度の関係性。男性の一人暮らしと聞いている。そう考えるとその人のトイレ排水が流れ込んでいることに恐ろしさを隠しきれない。
とはいえ、水が漏れた形跡はあるものの、未だに例の水は目にしていないので、やっぱぱり水漏れか~くらいの認識だった。
が、その晩廊下がビシャビシャになっており、ふと天井を見ると水がたれているではありませんか。やべー水が・・・・!!!!
汚水だったら怖すぎるので急いで水が出ている箇所に雑巾を詰め込み業者に連絡をし最短できてもらうことにした。
原因は、上の階
そして、ついに業者が調査にやってきた。
天井に穴をあけカメラをいれて調査。が、これがなかなかどうして、はっきりとした原因が掴めず。上の階の排水状況を見に行くことに。
はい。上の階が原因の可能性が急上昇しました。
まず、洗面台の配管が割れていました。一部の床はブヨブヨになりカビていたそうです。エヴリンは上の階で家族と暮らしていたのか。
上の階の人は”家族”にされたの?ルーカスなの?
そして、安定のゴネで「なぜうちが下の階の人の分まで払わないといけないのか?」という、ご近所トラブル話でよく目にする名台詞まで決めていただきました。
リアル鬼女板かよ。
ありがとう保険。マジ感謝保険。
はい。そんな状態でも平然とした気持ちで居られるのは、うちが払うお金はどう転んでも0円と決まったからです。
みなさん、保険に入るときに保険って意味あんの?そんな事件なんて起きなくね?と思いませんか?私は思いました。そうそう浸水しねーだろとか思いますよね。私は思っていました。
ですが、火災保険と管理組合の保険はまじで大事だと思いました。後者は自分で選べるものじゃないけど、もし管理組合の議題で保険の減額のために特約削るという話が出たら反対したほうがいい絶対。
なぜならば、今回の件、上の人(の火災保険)が保証してくれなかったとしても、管理組合の特約「漏水原因調査費用」と「個人賠償責任保険」でうちの壁と天井は直してもらえるからです(どん!)
はーーー保険最高。ありがとう保険。
これで上の階の人と揉めることなく、事なきを得られるという精神的な安定がすごいです。
正直、上の人が逆恨みしても私一人なら敵を倒す、あるいは相打ちに追い込むことも可能です。そのために毎日寝る前に敵を倒すシミュレーションを小学生のときから欠かさずに行っています。小学生・中学生のときは授業中に敵が襲ってきたパターンもシミュレーションして参りました。
そして高校生のとき、真の”チカラ”を求め空手を習いました。
ただ、我が家には2歳になる息子がいるので、完全に弱き立場なのです。
子供が生まれてから守りながらの戦いもシミュレーションしていますが、なかなか難しいということはわかっています。
なんで、こんなこというかと言うと、上がゴネるのは正直想定していたのです。
なので保険でどうして賄えるのかを詳細に管理組合の方から伺ったときの安心感といったらなかったです。これで今夜もぐっすり眠れるぜーーー!
業者の人は「普通はこれだけ迷惑かけたら謝りに来るべきですよ!!」と私に代わって怒ってくださってめちゃくちゃいい人だなって思いました。
私としては、上の気難しい人との接点を限りなく0にしたいので無問題。
むしろ、詫びの品もらっても毒とか入っている可能性を鑑みてしまうのでいらない。
受け取りは現金か商品券・Amazonギフト券のみとさせていただくぜ。
漏水は自分が加害者になってしまう可能性だってある
そして、漏水から学んだ大事なことがあります。
それは自分だって加害者になる可能性があるということです。配管が割れてしまった、洗濯機の排水が詰まって水が溢れたということは全然ありえるんですよね。
もちろん、普通は水がビシャビシャになっていれば、気づきますが。
そうしたときに私達を守ってくれるのは保険とよき業者さん。
そういう面で今回はめちゃくちゃ助かりました。
業者さんも、(ちょっと頼りないと思っていた)管理組合の担当の人も、すごく親身に相談にのっていただきとても助かりました。
強いて言えばこういうときって誰も進行管理してくれないので、自分たちでやらなくてはならず、私だからなんとかなるけど、うちの親とかだったらわーわーなってしまっただろうなと思った。(致し方ないが)
そしてですね、まじで!まじで!!!!!水回りは、きちんと日頃から、お手入れをしましょうと強く思いました・・・。
言うて、まだ漏水している
なんだかハートフルに終わっているかのように見えますが2020/07/08現在、がっつり水漏れしています。
追加で調査したら、上階の水漏れが一箇所だけではない可能性が浮上して調査に時間がかかっております・・・。さらに上の階の人が賃貸だったりして、登場人物が増えてきました。
ややこしや。
なので、まだ水が漏れてます。牛乳パックて出てくる水をキャッチするという、漫画で定番の雨漏り(実際は上の階の人の排水)対策をして難をしのいでおります。ほとんどマンションにしか住んだことないから、こういうことするのも初めてちょっと新鮮。
言うてる場合じゃないんだけどね。7月中に直るといいなー。