唐突だが、上の階の人に避けられている。
理由は分かっている。漏水事件以降から避けられているからだ。わざわざリンクを辿らなくても良いように完結に話すと、上の階からの漏水により、我が家の部屋の壁がカビだらけになったという事件である。
我が家は被害者、上は加害者にあたるのだが何故か避けられている。そして理由はなんとなく分かっている。
漏水事件に関して私達は上の階の人と一言も話さず業者が全てを仲介してくれた。ちなみに漏水発覚当初は「うちのせいなんですか!?」と逆ギレまでしていたそうだが、事実(漏水している箇所)を見せたら今度は怯え始めた(多額の賠償金が取られるのか、とか?)という話を聞いている。結局、上の階の方の火災保険で賄える範疇だっったので、修理費用の面では何も問題は発生しなかった。
が、結局最後まで上の階の方からの謝罪は一切なかった。
まぁ、別に我が家としては壁と漏水さえなくなれば良いと思っていたし、そこについては全く気にしていなかった。
そう、私達は気にしていない。
上の階の人は気にしている、可能性が高い。
元々、挨拶をしても会釈しか返してくれないようなシャイ?な方だということは理解していた。が、最近は私達が歩いているとフードをかぶってうつむいて足早に去っていく。昨日なんか、曲がり角で偶然会ったのに、顔をそむけられた。避け方があからさまである。挨拶をするスキすら与えない素早さ。なお、飼われているお犬様はとても可愛い。もふりたい。絶対できないけど。
あーやっぱり避けられているんだなぁと思うと同時に、別に怒ってないのになぁ・・・という、なんとなくやるせない気持ちに。
でも、向こうからしたら恐怖が凄いのかなとも思った。
上の階の方は私達が子連れの家族で一昨年くらいに引っ越してきた人たちという事しか知らない。家族構成は何となく知っていても個々の性格までは知らない。
今回の件で、めちゃくちゃ怒っているのか、もしかしたら誰か健康被害まで出ているのか、もしかしたら壁以外にも影響が出ているのか・・・等も知らない。実際壁しか影響なかったんだけど(買ったばかりの家の壁に不信感を抱き早期にひん剥いた私の行動力に拍手してくれ)。
相手が何を思っているのかがわからず、きっと自分の中で最悪な状態までを想像して恐怖に押しつぶされそうになっているんだろうなぁと思う。そして、それに蓋をする=相手と極力接することをしない。という判断になったのでしょう。
漏水が発覚したタイミングで一言謝罪をしていれば、我が家がそんなに怒っていない、直してさえくれればOKのスタンスだということを知ることができたはずなのに。相手の考え・気持ちを知るということは怖いことかもしれないけど、それがあれば前に進むこともできると思うのです。
マンション内の住人同士という希薄な人間関係だからこそ「ごめんね」「ありがとう」といったコミュニケーションは大事なんだなと痛感した次第。
このことはリモートワークにも言える話で。リモートワークになり雑談など減り、寧ろリモートでしか一緒に働いたことがない人も増えてくることが想定されると思うのですが、こうした人間関係だからこそ、相手の気持ちや考えを知るための行動が非常に重要だと思う。
一番良くないのは何も言わないことと、一部の人同士がDMでやりとりし続けて情報共有が行き渡らないことだと思います。(個人情報とか評価情報は致し方ないけどね)
それって小学校のときに女子同士がやってた手紙回し(授業中にやるやつ)で嫌いな人ハブっているのと類似しているからね。ヨクナイヨクナイ。
そんなことを思いました。