かの有名なUSJ本にも書いてありました。
「勝てる戦いをすれば、勝率は上がる」と。
勝てる市場を探した私の原体験。
それは、運動会の徒競走でした。
小学校6年生の時、どうしても欲しい画集があったのです。峰倉かずや先生の画集、お値段2500円。
小学生には高い。でもどうしても欲しかった。毎月のお小遣いは1000円くらいだったのですが、月刊誌を買っていたのでとても買えません。あと単行本も…毎月買ってたし…。
そこで、私は考えました。運動会の徒競走で一位になったら買ってもらおう…と。
正直、足は速くありませんでした。でも一番遅いわけでもありませんでした。
親はどうせ私が徒競走で一位になることなどないと思っています。だからこそ狙い目でした。
親は私の条件を飲み、一位になったら2500円の画集を買ってくれると約束したのです。言わば口頭受注です…!
徒競走の走る組は、タイムで決まります。私はこのタイムを測る時に、めちゃくちゃゆっくり走りました。そう、勝てる市場にいくために走る組を意図的に操作したのです。
徒競走は無事1位。
こうして、私は勝てる市場に入る方法を考えて確実に条件を満たすことに成功したのです。
唯一の誤算は、親が契約を守らないことでした。
こういうことが起きるからこそ、契約書は大事だよねって話。